2013年1月29日火曜日

ロスジェネの逆襲




朝日新聞社が名づけた新語で、学生が就職する際、バブル崩壊後の就職氷河期(1994年~2004年)と重なった概ね25歳~35歳の世代のこと指している。「さまよえる世代」ともいう。

ロストジェネレーションはおよそ2,000万人いるとされており、バブルの豊かな時期に生まれ育ってきたが、大学卒業間近にバブル崩壊という不況期にあたり、思う通りの就職ができず、派遣社員や契約社員、フリーターといった不安定な働き方、あるいは生き方を余儀なくされた若者が多い。


まさしく我々30代前半はど真ん中『ロストジェネレーション世代』です。ハイ。団塊の世代・団塊ジュニア世代(バブル世代)と世代間で格差を感じつつ、そんな中でも自分達の居場所を掴んでいく不安や葛藤を描きながら、銀行と証券会社の企業買収劇をスピーディーに激しく描いた作品です。

自分が生きて来た2000年初頭はまさしく就職氷河期まっただ中。自分もそんな時代だったからなのでしょうか?就職への焦りを少なからず感じていました。大学を中退し、これからは手に職だと思っていたのもそんな時代背景があったからも知れませんね。

こういった企業小説は初めてだったので面白かったです。最近自己啓発ばっかりだったので、これからも小説も読んでみようと思います。