2013年1月29日火曜日

博報堂スタイル


今読んでる『博報堂スタイル』

広告代理店大手の『博報堂』の元制作部長の著者による博報堂の理念をビジネスマン向けに解説し提唱した本です。




中でも、最初からぐっと引き込まれる内容。


広告会社には、自由で創造的で自己主張しやすい空気があり、世の中にパワーをもって発信できる環境に満ちています。とても華やかに見えます。ここに勘違いが生まれます。自由な舞台の上で、何を演じてもいい、という勘違いです。

広告会社はイメージが先行しすぎています。『何ができて広告人か』『何ができて広告会社か』。その本質が新人には分かりません。わがままな人がカタチを繕ってもすぐバレる。卑しい人が創るものは、後味が悪い。すぐれた広告には、すぐれた思想があり、人間観察に裏打ちされた表現があります。広告は人間性と社会性が、とても現れるものなのです。

技術だけ磨いても、いずれ壁に突き当たります。薄っぺらな専門家では、人を巻き込む事や感動させる事は、とうてい無理なのです。感動にも共感にもすべて人がからんでることをお忘れなく。

・・・本文抜粋。

どんな職業でもそうですが、職業人として、1大人として人間性や社会性が根底にあるからこその技術や専門性なのだろうと、そうでなくては良いもの、人を感動させる事なんてできないのでしょう。単純であたりまえだけど、そうなんでしょうね。美容師もそうあるべきです。