『大半の人は、自分を平均以上だと思っている――自信過剰バイアス』
すごい見出し。
ちなみにどんな内容かというと。
人は自分の能力を、客観的な見方より高く見積もる傾向があるということです。平たく言うと、ほとんどの人は自分の能力を、その人が所属するグループの平均よりも優れていると考えているのです。
だからこそ、統計的には負けるとわかっている競馬やパチンコにも、自分だけは勝てると思って手を出してしまいます。また、専門家がしのぎを削っている株式市場でも、自分だけは、みんながまだ気づいていない、割安な銘柄を見つけられると勘違いしてしまうのです。
この自信過剰バイアスについては、オプションの計算式であるブラック・ショールズモデルを開発したことで著名な米国の経済学者、フィッシャー・ブラック氏が1986年に論文の中で指摘し、その後もさまざまな追試が行われています。
日本で行われた実験では、運転免許を持っている人のグループで、自分の運転テクニックがそのグループの平均より上か、平均並みか、下かと各人に評価してもらうと、統計的にはあり得ない、7割の人が「上」と答える結果になりました。
実はこのバイアスは、私たちがついつい他人を批判しがちになることにもつながります。すなわち、他人の行動を見て、自分がもし同じことをすればよりうまくいくと、自信過剰になってしまうからです。
しかし実際には、当たり前のことですが、株式市場や運転テクニックと同じく、自分でやってみると意外とうまくいかなかったり、初心者のうちは平均以下だったりします。
自分は無意識のうちに常に自信過剰になっている――このことさえ理解していれば、他人に対して過度に批判的にならず、自分に対しても、うまくいかなかった場合にむやみに落ち込まずに済むと思います。心の安定剤として、ぜひ、覚えておいてください。
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こういうの結構見受けられます。自信過剰になるとか・・・。過度な自信が原因で失敗したり、人に不快感を与えたりするのは事実ではないでしょうか?思い当たる節がある人もいるのでは?
他人を批判したり、俺が俺が的にでしゃばったり、あまりにも過剰な自信をひけらかすとか、そういう姿勢は客観的に見ても不快ですよね?あくまでも、大人として謙虚な姿勢でいる事を忘れたくないですね。